せいろは健康的でおいしい料理を楽しむために欠かせない調理器具ですが、正しい収納とお手入れをしないとカビや劣化の原因に。この記事では、限られたキッチンスペースを効率的に活用しながら、「せいろ」を収納する際の基本的な内容を確認していきたいと思います。

Contents
せいろ収納の基本

まずは、せいろ収納の基本を押さえましょう。ここでは、正しい収納がもたらすメリットや、せいろを長く快適に使うためのポイントをお伝えします。せいろを正しく収納することで、カビや劣化を防ぎ、清潔な状態で長く使用できます。また、限られたキッチンスペースを有効活用するための工夫も重要です。
せいろの特性と利点
せいろは、竹や木で作られているのが大きな特性です。素材が自然の通気性を持っているため、蒸気をほどよく逃がしてくれます。そのおかげで、食材をふっくらと蒸し上げることができ、栄養素や風味を損なわずに調理できるのが魅力です。健康的な料理を楽しみたい方には、ぜひ取り入れていただきたい調理器具ですね。
一方で、天然素材ならではの弱点として、湿気やカビに気をつける必要があります。せいろを長く大切に使うためにも、使用後のお手入れと保管は、以下の手順をしっかり守りましょう。
1:洗剤を使わずに水洗いする
強い洗剤を使うとせいろの素材の風合いが損なわれる可能性があります。基本は水またはぬるま湯でやさしく洗うようにしましょう。
2:布巾で水気を拭き取る
洗ったあとに残った水分はカビの原因になります。できるだけ早めに、しっかりと水気を拭き取るのがポイントです。
3:十分に乾燥させる
湿気がこもらないよう、通気性の良い場所でしっかり乾かします。乾燥不十分だとカビや臭いの原因になるので、少し時間に余裕をもって干しておくと安心です。
4:ビニール袋には絶対入れずに保管
通気の悪い袋や密閉容器に入れるのはカビや臭いが発生しやすいのでNGです。通気性のある布でゆったり包んだり、オープンラックのような風通しの良い場所にしまうようにしましょう。
乾燥が甘いとカビのリスクが高まります。使用後はできるだけ早くお手入れして、しっかり乾燥させることが重要です。 自然素材の良さを活かすためには、通気性を確保する収納方法が大切(きわめて重要)になります。
せいろの基本的な使い方などに関して、全般的に確認されたい方はこちらも確認してください!→せいろを使い始めたい方へ!何からすればいいか!?使い方や選び方まで解説!
限られたキッチンスペースを有効活用するアイデア
限られたスペースの中で、せいろを収納するためにはいくつか方法があると思います。筆者は、とくに「通気性」を重視しております。通気性を意識して限られたスペースを活用する方法をいくつかご紹介します。
デッドスペースを存分に活用する
シンク上に突っ張り棒を設置することで、「せいろ」を吊るしておけるアイテムとなります。また、筆者は強力なマグネットフックと「挟めるフック」を組みあわせてキッチン回りに吊るしたりもしています。あと、冷蔵庫の上のスペースも以外とデットスペースです!基本的に乾燥が終わった小さめの「せいろ」をステンレスラックを使って冷蔵庫上に収納しています。
⇒詳しくは、せいろの収納ポイント!安全とお手入れを意識したガイドをご覧ください!
可動式ワゴンの利用する
キャスター付きのスリムワゴンは、必要なときにキッチンへ移動して作業台としても使用できます。使わないときは隙間に収納すれば邪魔になりません。調理道具と合わせて「せいろ」と一緒に収納しておくのに使用してもいいと思います!キャスターにはフックも取り付けることも可能ですから、”見せる収納”として「せいろ」を吊るしておくのもいいでしょう。無印良品のステンレスフック2連を使うのもおすすめです。
正しい収納とお手入れがわかったところで、次は限られたキッチンスペースを有効活用する具体的な方法について見ていきましょう。
省スペース収納テクニック&収納グッズの選び方

せいろを効果的に収納することで、キッチンスペースを狭めずして、清潔さと使いやすさを保つことができます。以下に、具体的な収納方法と収納グッズの選び方を紹介します。
吊るしてスペースを節約する
せいろを吊るして収納することで、限られたキッチンスペースを有効に活用できます。
ポイント
- 乾かしてから吊るす (乾燥手順の詳細は「せいろの特徴と利点」で解説)
- 油はねや湿気が多い場所は避ける
- せいろのサイズ・重量に応じたフックを選ぶ
- しっかり固定して落下を防ぐ
吊るすことで“見せる収納”としても楽しめるので、キッチンのインテリアとしてもおすすめです!
「仕切り」を使って整理整頓
せいろを引き出しや棚に収納する場合は、仕切りを活用するとスムーズです。仕切りでスペースを区切ることで、せいろと他の調理器具を分けて整理でき、取り出しやすさが向上します!ただ、湿気に十分な注意が必要です。
ポイント
- 可動式の仕切りなら、せいろのサイズに合わせてスペースを調整可能。
- 通気性の良い素材の仕切りを選ぶと、湿気がこもりにくく、せいろの劣化を防止します。
- 収納スペース自体の清掃も定期的に行い、清潔さを維持しましょう。

木製製品を収納する際は、特に湿気対策が重要です。「せいろ」も同じくですが、もし内部収納する際は写真のように「炭八」&「除湿剤」を入れて、スペースに余裕をもたせて収納することが望ましいと思います。
「積み重ねて」置く
同じサイズのせいろを複数所有している場合は、積み重ねて収納することができます。特に、大き目の「せいろ」をお持ちの方にとって、乾燥後は積んだ状態で収納すればスペースの無駄遣いにはなりません。重ねる時に、「乾燥剤」や「炭八」などの乾燥剤を入れておくのもポイントです!
ポイント
- 使用後はしっかり乾燥させてから重ねる
- 湿気がこもらないようする(筆者は炭八を入れています)
- 高く積みすぎると取り出しにくいため、適度な高さを保つ
- 重いものを上に置かない :せいろの形状を変形させないように注意しましょう。
積み重ねにより縦方向のスペースを活用でき、より多くの道具を収納可能になります。
段数の制限
竹製せいろ: 軽量で柔軟性があるため、重ねる際の負担が少ないですが、過度に重ねると変形や破損のリスクがあります。一般的には2~3段が安全です。
金属製せいろ(ステンレス蒸し器など): 強度が高いため、3~4段まで重ねることが可能です。ただし、製品ごとの設計や耐荷重を確認することが重要です。
収納グッズの選び方のポイント
グッズのサイズ
せいろの直径や高さに合った収納グッズを選ぶことが重要です。一般的なせいろのサイズは15cm、18cm、21cm、27cm、30cmなど。せいろのサイズより少し余裕を持った収納スペースを確保すると、出し入れがスムーズです。
グッズの素材
収納グッズの素材は、通気性と耐久性を考慮しましょう。木製・布製・かごなど自然素材同士の組み合わせは相性がよく、プラスチック製でも通気穴やメッシュ状のデザインなら問題ありません。
グッズのデザイン
キッチンのインテリアに合ったデザインを選ぶと、統一感が生まれます。シンプルなカラーやナチュラルな色合いは、せいろの竹・木の風合いとも相性がよいです。
さらに、安全な収納方法やお手入れのコツ、具体的なグッズをもっと詳しく知りたい方は、「せいろの収納ポイント!安全とお手入れを意識したガイド」の記事もぜひご覧ください。こちらの記事では、せいろを長く快適に使い続けるための実用的な情報やおすすめの収納グッズ、DIYアイデアが満載です。快適なせいろライフをサポートするためのヒントがたくさん詰まっていますので、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
使用後の乾燥を徹底し、通気性を確保してカビや劣化を防ぎつつ、限られたキッチンスペースでも工夫して収納すれば、快適に長く愛用できます!収納の基本を押さえて、「せいろ」で作る健康的で美味しい料理をぜひ存分に楽しんでくださいね!