せいろの蒸し調理。食材を直にいれることもできますが、大切なせいろを永く愛用するためには、あまりおすすめできません。今回は、直いれを防ぎながら美味しく蒸せる方法をご紹介します。それぞれがどんな料理や食材に向いてるのかご参考にしていただけると幸いです。


Contents
直乗せおすすめできぬ理由

NG理由なぜなーぜ?
食材を直接せいろに乗せると、以下のリスクが考えられます。
カビの発生しやすい状況になる

食材から出る水分や油分がせいろに染み込んだり、網目深くに食材のカスが入り込んでしまい洗っても取りづらくなることで、カビの原因になりやすい。
においや色移りが強くおこる

食材のにおいがせいろに染み込み、次回の調理に影響を及ぼす可能性があります。また、野菜などの色素が付着することでせいろの見た目に変化がでる可能性もあります。
相棒候補のご紹介

- お皿
- 蒸し布
- クッキングシート
- 葉野菜
それぞれどんな食材や料理に向いてるの?
お皿(まるごと蒸す)

- 適した料理:茶碗蒸しやプリンなど、水分を含む料理や食材(お肉・お魚など)、形を崩したくない料理に適しています。
- メリット:蒸し汁をそのまま楽しめるため、風味を損ないません。また、せいろ自体が汚れにくく、後片付けがラクちんです。
- デメリット:お皿のサイズがせいろに合わない場合、蒸気の通りが悪くなることがあります。そのため、せいろの直径より一回り小さい耐熱容器を使用するのが望ましいです。 (お皿を入れた時に取り出しにくくない程度であれば大丈夫です。)
蒸し布を敷く

- 適した料理:肉まん、おこわや赤飯、蒸しパン、野菜など直接せいろに置くとくっつきやすい食材や、水分調整が必要な料理に適しています。
- メリット:蒸気を均等に通し、水分を適度に吸収するため、食材のべちゃつきを軽減できます。また、せいろの汚れ防止にも役立ちます。
- デメリット:お皿よりはせいろに食材の水分などがつきやすいので、多少せいろにべたつきが残る場合があります。
クッキングシートを敷く

- 適した料理:蒸し布とほぼ用途は一緒ですが、シュウマイなど、油分と水分を多く含む食材に適しています。
- メリット:使い捨てで手軽に使用できます。後片付けも簡単です。
- デメリット:蒸気の通りが制限されるため、シートに穴を開けるなどの工夫が必要です。
無印良品さんでは、最初からシートに穴が開いているせいろ専用の🔍クッキングシートも販売されていますよ!

一番ラクちん!我が家のおすすめは二刀流。
週二でせいろを愛用する我が家お皿と蒸し布の二刀流がおすすめです。
蒸し上がったら、テーブルに皿ごと直接出せますし、せいろをほとんど汚さないのでお手入れも簡単です。
筆者が愛用している無印良品の🔍「落ちワタ混ふきん」を蒸し布の代用として使っていまして、多用途に使える点が非常に便利と感じております。食器拭きとしても活躍しますし、清掃用としてのふきんやランチョンマットにも使えるなど、幅広いシーンでお役立ていただけます。
結局のところ、せいろ蒸しには「皿ごと入れられる耐熱皿」と🔍「落ちワタ混ふきん」があれば十分だと考えております!ただし、いざ耐熱皿を探してみると、サイズや形状などが意外と合わないケースも多いかもしれません。
お皿のサイズ目安や耐熱容器について筆者なりにまとめてみましたので、ぜひ🔍「せいろに入る「食器サイズ」の目安をTeema(ティーマ)食器で検証!」の記事もご覧ください!
キャベツや白菜の葉を敷いてもいい!でも・・・以外に気になることも。
キャベツや白菜の葉を敷いてもいいという意見もあります。しかし、以下に挙げることが気になる場合もあります。
食材のくっつき
蒸し物を調理する際、食材が敷いた葉にくっついてしまうことがあります。
風味の影響
キャベツや白菜の独特な風味が、蒸し上がった食材に移ることがあります。
⇒香りを楽めるという面もありますので、一概にリスクであるとも言い切れません!ただ、食材のくっつき、風味の影響は少し気になるところですので挙げておきます。
本記事でご紹介したmonoたち

【無印良品 公式】蒸篭(せいろ)用 クッキングシート 30枚入り/約22×22cm
【無印良品 公式】 落ちワタ混ふきん12枚組
【お買い物マラソン クーポン対象】さささ 和晒ロール Cut / さらし 晒 サラシ 綿100% 水切り 出汁こし 蒸し器 和晒し 日本製 岡生地 7m ミシン目あり キッチンペーパー ふきん
まとめ
せいろ蒸しには用途や調理目的に応じた様々な方法がございますが、耐熱皿と多用途な「ささら」を活用した「皿ごと蒸し」と「ささら蒸し」の組み合わせが、手軽さと美味しさの両立に最適だと考えております。皆様が快適で美味しいせいろ蒸しライフをお楽しみいただけますよう、ぜひ参考にしていただければ幸いです。