蒸籠や蒸し板の選び方
蒸籠を選ぶための順序
蒸籠を初めて購入される方は、現在お持ちのお鍋を使用する方向で考えていくことがよいと思います。それだと追加でお鍋を購入するコストがかからずに済みますし、追加する鍋の保管場所の確保も必要ありません。
また、ご使用されたいお鍋があれば、ご紹介する順序にそれを当てはめてご参照ください。
ステップ1:鍋をさがす
「蒸籠に向いている形状をした鍋」を探しましょう!大事なのは、蒸籠が鍋にのった時に不安定な状態にならないことと、蒸気がなるべく漏れないような形状を選ぶことです。
ステップ2:鍋のサイズを確認
次に「ステップ1」に該当する鍋が「深さ:10cm以上、直径:17cm以上」を満たすか確認します。(厳密には絶対条件ではないですが、便宜上です)
ステップ3:使用イメージをつくる
「ステップ2」までの条件を満たしたら下記の表をご覧いただいて、鍋の直径に対応する蒸籠のサイズを確認し、利用目的に対して実用的かどうか、イメージしながら確認しましょう。
※利用イメージは、1段(身1つ)に入る量を3パートに分けて記載しております。3段活用していただく場合は、かなりバラエティーが豊富になりますね!
→和蒸籠の場合は2段活用までが推奨されています
19cmの鍋を使うとしたら・・・
19cmの鍋をお持ち(あるいは、ご使用されたい)であれば21cmの蒸籠を鍋にのせて使用することが推奨されます。その場合だと一段(身を1つ)で、肉まんを3つ蒸せます。さらに、二段(身を2つ)使えば人数分のお野菜も一緒に用意できそうです。
17cmの鍋を使うとしたら・・・
17cmのお鍋であれば、18cmの蒸籠を使うことが推奨です。このサイズであれば、三段(身をを3つ)活用して、一食2人分を3パート同時に作れてしまいます。2人でご利用する際には、とっても効率的なサイズ感です。
身の個数の目安について
身の個数について筆者はかなり迷いましたが、個人の感想としては蒸し料理をメインとして食卓を考えるのであれば、2段活用ぐらいがちょうどよいかと思っております。
→概ねイメージがついたらステップ4に進みましょう!
ステップ4:蒸籠の種類を決める
お鍋のサイズと合う蒸籠が見つかり、利用イメージや、サイズや身の個数について想定できたら、購入する蒸籠の種類を決めていきましょう。
その前に・・・
チェックです!
- なるべく蒸籠を焦がしくたくない方
- 自分の持っている(使いたい)鍋に対して蒸籠サイズが物足りなく感じた方
- 表で確認すると、お鍋に対して「蒸し板」を推奨された方
上記に該当の方は、種類の選択の前に「蒸し板」を合わせていただくと良いです!(筆者は、すべてに該当していました!)蒸し板については下記にてご案内しております。
まとめ
ご紹介した手順を踏んでいただくと、鍋を基準にして蒸籠のサイズを導き、利用するイメージをつくることができます。また、蒸籠に応じた蒸し板を選べば、焦げ付き防止や、蒸籠の利用の際に使たい鍋をできる限り活用することも可能です。その上で、蒸籠の材質や細かな見た目については、購入者様にとってのベストな選択をして頂けますと幸いと存じます。
色々な選び方がある中で、1つの参考として書かせて頂いております。
少しでも早く蒸籠を手にとっていただけるようにお手伝いすることが大事と思い、一例として挙げさせていただきました。
それは、蒸籠のある暮らしが本当に実用的であるということを感じてもらいたいということと、最初に購入する際は、熟考する材料が多いほど、順番を決めていないと堂々巡りになってしまい、決められないまま時間だけが過ぎていってしまうと考えているからです。
(筆者はそのループにはまり、一式揃えるまでに約1年かかりました…。)
参考:我が家の蒸籠とお鍋サイズ
蒸籠直径サイズ:27cm
鍋サイズ:直径22cm、深さ10cm(ティファール)
利用している蒸し板サイズ:30cm
(24センチのサイズと迷いましたが、お皿ごと入れたりもしたかったので少し大き目にしました。)