Contents
100均のせいろの蒸し板とは?それに代わるお求めやすい商品もご紹介
ご案内すること
せいろ蒸しを行う時に使う、せいろ用の「蒸し板」の購入を迷っている人は数多くおられると思います。
せいろ用の蒸し板とは、せいろと鍋との間にかませて使うものを指します。
実際、使わなくても蒸籠での蒸し調理は行えます。
ですが、なるべくコストを抑えて購入したいという方もおられるはずです。
ちまたでは、100円均一で「蒸し板」を購入できたという情報を耳にします。
実際、そうした100均の「蒸し板」がいかなるものかを調査したところ、蒸籠と鍋にかませて使う蒸し板ではないことが分かりました。
今回は、100均商品の蒸し板の実態や、最適な「蒸し板」選んでいただくための情報を少しまとめさせていただきました。
蒸し板について100均商品として売っているものについて検証
100均商品として販売されている蒸し板をみていきたいと思います。
以下、代表的な100円均一のショップを挙げた上で、各商品について確認しました。
いちおう結果から申し上げますと、100均一商品の蒸し板と呼ばれるものは蒸し器です。
そのため、蒸籠と鍋の間にかませて使うためのものではありませんでした。
ただ、簡単に蒸し料理をつくることができるのでせいろを使っての蒸し料理にこだわらない方にとっては手軽で便利だと感じました。
なので、以下ご紹介しておきます。
1ダイソーの蒸し板
ダイソーでも蒸し板は売っています。
こちらは、蒸し板という名前ではありますがどうやら蒸籠との間にはさむようなものではなさそうです。
用途は、鍋やフライパンを使う時に中に入れて使うものであるようです。
2セリアの蒸し板
セリアの蒸し板は独特の形をしていますが売っているようです。
どうやら蒸籠用ではなくフライパンの中にいれて、肉まんなどをそのまま蒸すようです。
3キャンドゥの蒸し板(蒸し器)
蒸し板というものはなく、蒸し器という形で販売されているようでした。
電子レンジにいれて、食品を蒸す際に使用されるようです。
100均商品以外のもので蒸し板に代わるものを紹介
100均一商品では、蒸し板に代用できるものは今一つみつかりませんでした。
しかし、蒸し板の代用ができるものとして、ステンレス製の天ザルがあります。
主な天ザルは以下のものがあります。
無印良品のステンレス平ざる:サイズ 直径22.5cm、高さ3.5cm
2貝印のセレクト100浅型ざる:サイズ 直径21cm
3家事問屋の盆ザル22:サイズ 直径22.5cm
通常の蒸し板と違い、蒸気がもれる量が多いので調理時間に注意が必要です。
また、サイズ感も重要となります。
サイズ感は蒸し板において特段重要なので別ページでもまとめています。
よろしければそちらもご覧ください。
100均以外で、お求めやすい蒸し板は購入できるか
できるだけ安くといえば、100均で求めるというイメージです。
ただ、100均の蒸し板は実際のところ前項でも、本来のせいろにかませて使う目的とは違うものでした。
以下、購入価格が比較的お求めやすくするにはどうしたものを求めるべきか確認していきます。
購入しやすい金額の蒸し板について 1000円程で購入できるアルミ蒸し板
蒸し板は、アルミ製のものだと1000円程度で購入することができます。
楽天市場、amazonをはじめ多くのネットショッピングで求めることができるのです。
しかし、アルミ製には多少のデメリットもあり、一般的にステンレス製のほうを使われる方がほとんどです。
ただし、ステンレス製は少し値段が上がります。
以下、それぞれの特徴と使う時に気づくことを挙げておきますのでご参考になさってください。
アルミとステンレスの蒸し板の特徴とポイントついて
アルミの蒸し板
熱伝導性:アルミは熱伝導性が非常に高く、ステンレスの5倍~10倍程度の熱伝導性を持っていることで、蒸し料理が均一に素早く加熱できる
軽量:アルミはステンレスに比べて軽量で、取り扱いが容易
価格:アルミ製品はステンレス製品よりも安価
耐熱性:アルミは熱伝導性に優れている反面、耐熱性はステンレスに劣る
ステンレスの蒸し板
耐熱性:ステンレスはアルミに比べて耐熱性が高いため、高温環境でも変形しにくい
耐久性:ステンレスは強度が高く、長期間使用しても劣化しにくい
錆びにくさ:ステンレスは錆びにくい特性があり、長期間清潔に保つことができる
見た目:ステンレスは光沢があり、見た目が美しいため、キッチンでも見栄えする
調理にアルミ蒸し板を使うと気づくこと
1傷がつきやすい
2腐食しやすい
3アルミ臭がつく可能性ある
4見た目の変形の可能性
アルミは柔らかく、他の素材と比べて傷や凹みがつきやすいです。
また、長期間使用していると変形したり、摩耗することがあり、ステンレス製に比べると耐久性が劣ります。
さらに、酸や塩分にさらされると腐食しやすい性質があります。
特に酸性の食品を蒸したり、塩分が多い食材を使うと、表面に腐食や変色が生じることがあるため、取り扱いが難しいといえます。
そして、アルミ素材は、特に新しい状態や高温で使用すると若干のアルミ臭がつくことがあります。
これは特に蒸し料理において、食材の風味に影響を与える可能性があります。
最後に、もう一点あげると、アルミ製品は高温にさらされると変色することがあり外見が劣化することがあります。
使用後の見た目が気になる場合、専用のクリーナーを使ったお手入れが必要になるかもしれません。
調理にステンレス製蒸し板を使うと気づくこと
1加熱ムラが起きる可能性
2他の素材と比べて少し重い
3お手入れが必要な場合がある
熱伝導性の低いので、ステンレスは他の素材(アルミニウムや銅)と比べて加熱ムラが発生することがあります。
蒸し料理では均一な熱を加えることが重要なため、蒸し板全体に均等に熱が伝わりにくいことがデメリットでもあります。
また、重量が重いことはアルミなどよりハンデとなります。
少し重いので、置き場所を少し考えないといけません。
さらに、錆びにくいですが、錆びる可能性がゼロではないのです。
ステンレスは錆びにくいだけで、完全に錆びないわけではありません。
特に塩分や酸性の成分に長時間さらされる環境では、表面が傷ついたり、劣化したりすることで錆びる可能性があるのです。
そして、お手入れに関しては、アルミよりも難しい面があります。
ステンレスの表面に油汚れや水垢が残ることがあり、特に使用後のお手入れが少し面倒な場合があります。
気にならないという方は特に問題ないです。
ただ、もし気になるという方は落としにくい汚れがついた時には専用のクリーナーを使って落とすことができますのでご安心ください。
アルミ製とステンレス製のどちらがいいか
どちらも一長一短がありますが、用途的にはステンレス製がおすすめです。
もちろん、アルミ製がダメということではありません。
蒸し板の本来の目的は、鍋に対してせいろを安定させることで蒸気をうまく通すことです。
変形して多少ガタつきが起こると危険であり、蒸気も漏れやすくなってしまいます。
そう考えると、長い目でみて変形しにくいステンレス製を使うことをお勧めします。
多少値段がはるとはいえ、ステンレス製の蒸し板製品は3000円ぐらいから購入することができて長く安心してお使いいただけます。
まとめ
100均で購入できる蒸し板は、結局のところ本来のせいろにセットするためのものではないと分かりました。
ただ、フライパンなどを使って蒸し料理を調理するための道具であるこには間違いないです。
できる限りお求めやすくとお考えの方でも、代用できるザルや蒸し板の素材の違いを考慮してご自身のキッチン環境にあう形で購入していただけると幸いです。